がん治療を淡々とこなす記録

29で乳がん、寛解したと思ったら35で新たに大腸がん(原発#2)。心の寄り添い一切なしのがん患者お役立ちブログを目指す記録。

はじめに

~このブログの目的~

 

アクセスいただきありがとうございます。

このブログは、比較的忙しい仕事をしていながらプライベートでも音楽活動やオーケストラ運営などもしているかなりアクティブな未婚の女が29歳で乳癌がみつかり、術前抗癌剤、温存手術、放射線、ホルモン治療のフルコースをこなしながら仕事やプライベート活動を極力犠牲にせずに淡々とこなしてきた記録を書かせていただくことをメインテーマとしております。

 

乳癌の治療をテーマとした患者さんのブログは数多く存在しますが、当初はそういった類のものを書く気はありませんでした。

その理由は、多くの治療レポブログに見られる

「私、乳癌治療してるけど元気だよ!」

「乳癌患者さんの心の支えになりたい!」

「治療のことを心配している人に詳細を伝えてあげたい!」

といった傷を舐め合うノリにいまいち共感できなかったからです。

(まあその中でも、早期発見促進といったピンクリボン的な主張は大賛成ですが。)

 

決して否定しているわけではないですが、その人が元気かどうかを知ったところで何の得にもなりませんし、心が支えられても癌細胞が消えるわけではないですから。

 

私はかなりの理論人間で、プライベートでも常にロジックで判断してしまいます。なので漠然とした不安とかも持ちませんし、あまり気持ちの落ち込みとかそういうものも少ないです。

現状の問題を追求し、解決方法を考えて毎日生きています。

何せ癌自体の自覚症状はないわけですから、治療行為による他の弊害については負担を感じることもありますが、「心のケア」とか言われても「ケアされてもだから何って感じ」になってしまうという状態です。

 

ではなぜブログを書こうと思ったのか。

 

ブログ立ち上げの現在は、治療はすでに抗癌剤、手術、放射線を終えてホルモン治療をスタートさせたところまできています。

これまで治療を進める中で、いくつかの自己選択を求められるシチュエーション、質問してはじめて分かった事実、「これやって支障とか無いのかな」「これいつからできるんだろう」といった行動を自己判断でやってみて大丈夫だったこと等がよくありました。

疑問が生まれた時、自分でネットの病気記事や乳癌治療ブログを読ませていただくこともかなりあり、「事例」としてかなり参考になりました。

そこで、私も結構周囲に驚かれるような「治療中だけど全然いけた」という体験を、これから治療を始める方や現在治療中の方に「参考事例」として知って頂けたら少しは役に立つのではないかなと、治療の最終段階を迎えて急に思い立ったのです。

 

日常の行動制限については、医師によってかなり異なります。

致命的な問題が想定されない限り何やってもOK。問題起きたらそのとき処置すればいいし。という先生もいれば、

リスクをかなり懸念する先生もいます。

「やりたいならどうぞ。保証はしない」とか言われても逆に困りますよね。絶対にやりたいという程でもないという事案の場合、それがどのくらいのレベルでやばいのかを提示してくれなければ余計に悩むだけですし、だからといって懸念事項を全て回避していたら人生損してしまいます。

 

処方箋や、病院でくれる「がん治療マニュアル」的なものはかなり手厚めに言ってきます。

「市販でも良いけど、できれば医療用の方が良い」とやたら高額な医療用グッズを勧めてきます。

私も随分いろいろな所で「検討」を重ねました。

 

そんな、「検討」されてる方の参考になれる情報が発信できれば・・・

 これがブログを立ち上げたきっかけです。

 

同じく乳癌治療中の方や、乳癌について詳しく知りたい方など、是非意見交換できたらなとも思っております。

 

すでに終えていることをさかのぼって、検査から現在の治療まで順を追って書いていきますので、どうかお付き合いいただければと思います。